Razleather 軽快な革製品



革製品をお使いですか?

丁寧に作られた日常使いの道具は知らず持ち主本人のキャラや生きざま、生きる姿勢を物語るもののようです。

チープでない道具には魂がこもります。

それが長い年月主人公と共にあることで、自然に人生の物語を語り始めます。

そんな道具たちによって語られる自分自身の姿は鏡に映し出されて貴方に迫ります。

きちんと生きているのか。

道具たちに恥じない身構えを示せているのか。

Razleather緒方暁さんの作品はそんな風に私たちに姿勢を正させてくれる気がします。




熊本北区にお店を構えるRazleather緒方暁さんの作品5点を扱わせて頂きます。

全て普段使い出来る持ち味を狙った緒方さんの革製品たち。

緒方さんの作品の特質は色遣いやデザインのセンスの高さと、コバ面の処理やステッチの技術の確かさです。

専門用語が出てきてしまいましたね。

コバ面とは切断面のことです。

ステッチとは縫う場合の針目のことです。

そこに職人さんの技術はてきめんに現れます。

次に革製品を見られる時は、特に注意してみてくださいね。

さて、一本の糸の両端に針を付け、交互に縫っていくと簡単にはほどけない2重縫いとなります。

2重縫いは当然強いです。

その強さが長年の使用を保証し、修理を経てより一層の深みを増すことにつながるのです。

そして、緒方さんが使用するのはイタリアの牛革です。

ヌメ革は天然のなめし皮です。

渋の木のタンニンでなめしてあり、経年変化で味わいが増していきます。

人工的なクロムなめしのものだと最初は柔らかいのですが、使い込むと色落ちがしたり劣化が著しいため、緒方さんは扱いません。




素材となるシリアルナンバーもあるトスカーナのpelle conciata al vegetale in toscanaの製品。

それは化学物質を一切使用せず、植物性タンニンのみによりなめされた革なのです。

ゆっくりと時間をかけたなめしの工程で使用される植物性タンニンこそ高品質のあかし。

小さな血筋、しわ、些細な傷は自然素材の証明であり、それぞれの革をこの世で唯一のものにしているのです。

長い歴史を持つトスカーナのなめし職人たちは昔ながらの職人気質を頑ななまでに守ります。

伝統と技術革新の両立を掲げて作業します。

そんなpelle conciata al vegetale in toscanaのタグのついたなめし皮。

それを使ったRazleather緒方暁さんの作品は、使い込むほど味が出るのです。

そうやって貴方の時間と共に世界観が完成していくのです。

緒方暁さんのこと

まだ30代半ばの緒方暁さんですが、高校生の頃から革細工に興味を持ち、独学で勉強してきました。

しかし、それに飽き足らず、日本中の力のある革工芸の先輩職人さんたちを片っ端から訪ね歩いたといいます。

その1人1人から盗める技をすべて盗みつくそうと食い下がった緒方さん。

そうやって未知の技術や職人の執念を自分のものとしていきました。

その後、初めはサラリーマンをしながら革工芸を生み出していました。

が、ついには脱サラして革工芸一本でやっていくことを決意しました。

賭けにも似た思いでお店を構えたのですね。

そこに不退転の緒方さんの情熱を感じます。

その思いは一点一点の作品のグレードに結実しているのが見て取れます。



けれど、決してこわばった身構え方ではない緒方さんの作品たち。

色使いがシャープで若々しく、革製品特有の重みに縛られるということがありません。

軽快でリズミカル。

通りのサニーサイドをステップを踏みながら歩く片手に持たれているのが似合いそうです。

本当は何点か、セットみたいにして使いこなすとカッコいいでしょうね。

男性女性を問わず、都会的でありながら、芯の通った生き様を示せる方にさらりと扱ってほしい品々だと思います。

きらりと光るライフスタイルに寄り添う緒方さんの作品たち。

店主のいぞうさんとしては、共に成長していき、味わいを深めてくださることを望みます。

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。




ご使用の際には乾燥によるひび割れを防ぐため、オイルを定期的に塗って柔軟性を保ってください。

乱暴に扱われれば、革工芸品は素直に荒れてしまいます。

1年に1度はメンテしてほしいというのが緒方さんの希望です。

修理は当店にご連絡ください。有償にて緒方さんがお引き受けします。

ちゃーこからの菊池便りブログ

店主のちゃーこです。 熊本県菊池市でアート&雑貨&自然食品のお店を家族で営んでいます。 ちゃーこや取材担当のいぞうさんが商品の紹介や日々のことなどについて綴っていきます。

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