こびらオリーブファーム
こびらオリーブファームさんのオリーブ畑は天草の南面した斜面に展開しています。
海からの風が爽やかで、オリーブには絶好の条件がそろった農園です。
私、いぞうさんは1日オリーブ摘みに参加し、色々お話しして実地に作業することから、オリーブファーム、経営者の吉岡さんのオリーブへの取り組みを体験してきました。
大変でしたあ!用意した手袋を麓の車に忘れてしまって手の皮が破けちまいました(涙)!
無農薬、無施肥!
吉岡さんのオリーブへの向き合い方は、取れ高にばらつきが出て効率悪く、利益を最優先したり、値段を安価に抑えようとしたら割が合わない自然栽培です。
淘汰されてサバイバルし、逞しく生き残った身だけを収穫、その生命力のもたらす味わいを最優先させているのです。それに何も加えない。余計な手出しは一切控えるって方針。
これが美味しい!絞ってそのままのオリーブオイルはまさに果汁液って感じ。
シンプルなパンにつけて食べると「絶品!」だということがダイレクトに伝わってきます。
ナチュラルな香り、味、舌触り!
素晴らしいオリーブオイルです!
夕闇が迫るまでみんなで働いて私たち応援組は気持ちよく仕事を終了しましたが、軽トラいっぱいにオリーブを積み込んだ吉岡さんはそのままコンテナの中に作られた搾油所に直行し、徹夜で搾油するというのです。とれたてを間をおかずに搾油することで鮮度を保つためです。
さすがにハードすぎてそこまでお付き合いはしませんでした。
搾油所は別な日に取材させてもらいました!
温度湿度を完璧にコントロールできるようにコンテナの中に密閉した搾油所を作った吉岡さん。
湿度は病気につながるので絶対にシャットアウトなのだそうです。
まるで研究者みたいなストイックな表情で搾油に取り組む吉岡さん。
なんかカッコいいぞ!
酸化してしまうと味が落ちますが、それは絞り方が悪いのだそうです。
つまり搾油者の腕が関係してくるというわけ。ペーストに含まれる油の状態を感じながらその実の油分が多いか、水分が多いのかを判断し、遠心分離機を手で調整、ノズルの差し込み具合を決めるのです。細かい配慮が必要なんですね!
保管輸送の時は暑さや遮光にに最大限の注意を払うのだそうです。
ここでは空調管理のため、エアコンは入れっぱなし、ということでした。
電気代もかさみます!
オリーブ畑の世話、搾油、製品構成、販売計画と全部1人でやっている吉岡さん。
大変ですが、作業から上げたその顔はすっごい爽やかな笑顔でした。
真剣にオリーブに向かい合うのは、自分が育てたオリーブたちが本当にかわいいからなんだなあと感じました。そうやって生み出されたこびらオリーブファームのエキストラバージンオイル。是非、味わってみてください。これが本当のオリーブオイルなんだあ!って、感動しますよ!
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