NHF 吉田舞子さんのチャレンジ


【NHFプロジェクト】

石けん工房topiさんが製造販売元となって展開されるnaturalhearthfabricプロジェクトは吉田舞子さんの人脈ネットワークから生まれました。

九州のオーガニック志向の経営者のつながりの中、気が合い意見が合う人たちが意気投合して新しいチャレンジをする、なんてことがしばしばあるようです。

「みんなの力を合わせて商品開発をし、九州独自の商品展開をしよう!」

このプロジェクトもそうしたつながりの中から生まれました。

その中心メンバーは4者でした。

福岡の自然食品店ナチュ村。

ナチュ村は高名な九州1のラインナップを誇る福岡のオーガニックストアです。

そして菊池からは自然派きくち村。

渡辺商店自然派きくち村は菊池のオーガニックショップの代表選手。

自然栽培、農薬肥料不使用のお米と野菜、ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉、こだわりぬいた調味料、それらを使用した総菜にスィーツ、を扱うお店です。

このNHFプロジェクトのそもそもの発起人はこの自然派きくち村さんでした。

さらに、その筋では高名なオーガニック専門の熊本の石けん加工工場topiさんもお仲間でした。

そしてナノ水素水を販売する菊池市の企業、KIYORA菊池からは吉田舞子さん。

KIYORA菊池のビジネスに飽き足らず、独自にオーガニックに興味を持って活動する吉田舞子さんが皆さんと和気あいあいのうちに構想をまとめ上げたのです。

かくしてNHFは吉田舞子さんとナチュ村、自然派きくち村、石鹸製造工場topiさんの共同プロジェクトとしてスタートしたのでした。

みんなが合意したのはオーガニックのオリジナルブランド開発。

名付けてNHF naturalhearthfabric というプロジェクトでした。

その第1弾商品が、オーガニックソープと保湿バームとなったわけなのです。




【製品完成まで】

そんな和気あいあいとした楽しい盛り上がりからNHFプロジェクトはスタートしました。

そして1年間のミーティングの積み重ね、研究期間を経て、まず出来上がったのが保湿バームでした。

商品は条件として熊本の素材だけを使用と限定しました(オイルは海外のオーガニックのもの)。

郷土愛を大切にしようというのは、九州人としてのみんなの想いでした。

九州産の素材で、無農薬無添加、身体に絶対害がなく、人間へのいたわりが大事、というのは吉田舞子さんがこだわった点でした。

誰にも異存はなく、様々なアイデアが持ち寄られました。

さらに素材として、原料の入手は地元の自然栽培農家さんとの提携による、としようと決まりました。

ナチュラルな効果の得られる天然の素材。

熊本で無理なく栽培採取できる女性の身体を優しくいたわってくれる植物。

そんな植物由来のケア製品がいい。

あらゆる植物の効能効果を確かめ、厳選した上で熊本県産のクレソン、ダマスクローズ、ネロリ、ユキノシタが選ばれました。

全て自然栽培のオーガニック農家さんからの入手が可能と確かめられました。

しかし、製造許可の必要な製造工程は素人では無理です。

その原料を確かな工程で加工するという点で、完璧な技術持つ高名なオーガニック専門の熊本の石けん加工工場topiさんに出番となりました。

添加物や石油由来成分は一切使用せず、天然原料にこだわり、コールドプロセス製法で時間をかけて1つ1つ手作りしているメーカーさんです。

Topiさんも商品コンセプトに沿った製造工程を構築してくださり、いよいよ生産体制までが固まりました。

Topiさんの仕事は徹底しており、素材採集は夜中に出発します。

吉田舞子さんやKIYORAのスタッフも眠い目を凝らして頑張ります。

原材料は朝4時から日の出までの時間に採集しなければなりません。

華が開くと成分が抜けるから、というのがtopiさんのこだわり。

中でもネロリは手摘みするしかありません。

農家さんやスタッフの苦労は大変です。

そんな苦労があって採取された原材料の植物をtopiさんはコールドプレスという製法で加工するのです。

冷間搾汁、果実を破砕して加熱せずに搾汁するのですが、それは有効成分を非加熱で守るためなのです。でも、そこまでこだわり抜いた商品コンセプトのお陰で満足のいく製品が出来上がりました。

試作に次ぐ試作でさらに完成度が高められました。

石けんも保湿バームも、吉田さん自身が使って満足のいく仕上がりでした。

添加物がない為、アレルギーをお持ちの方やお肌の弱い方にも安心して使ってもらえます。

特に保湿バームはお子さんにもデリケートな肌を守ってもらえます。

冬でも元気にお外で暴れて貰っても全然平気。

お風呂でオーガニックソープで荒れを鎮め、お風呂上りに保湿バームで潤し一晩寝れば、翌日は瑞々しい元気いっぱいのお肌でお目覚めです。

勿論デリケートなお肌の大人の女性にも効果抜群!

自信をもって販売を開始しよう。

製品は万全の状態、万全の仕上がりで完成されました。

そうして今、私たちのショップの店頭に、このオーガニックソープとポイント保湿バームが並んでいるのです。



ネロリ

ネロリはダイダイ(ビターオレンジ)の花やかんきつ類の花から水蒸気蒸留によって得られる精油のことです。ダイダイの花1キログラムからわずか1グラムしか採れず、香水やオーデコロンに使用されます。

近年はアロマグッズに使われて人気で、爽やかなフローラル系の香りでです。インドやヒマラヤが原産で、

ネロリには保湿効果や引き締め効果があり、女性のスキンケアにはぴったりです。

クレソン

クレソンは別名をオランダガラシとも言い、水中又は湿地に生育するアブラナ科の多年草です。原産はヨーロッパから中央アジアです。食卓でもおなじみですよね。

春が旬であり、使用されるクレソンは春に採取されました。

ダマスクローズ

「花の女王」と言われるダマスクローズはバラの中でも特に優雅で香りに気品がある事で有名で、濃厚で甘い香りが特徴です。

ユキノシタ

ユキノシタは別名、イドクサ、コジソウと呼ばれ、山地に自生する草本で観賞用とされますが、薬用にも用いられます。民間薬として乾燥させた葉や茎を煎じたものは解熱剤や小児のひきつけに使われてきました。

近年では保湿効果があることが分かり、化粧水などの美容品に用いられるようになってきました。




【吉田舞子さんてどんな人?】

吉田舞子さんはKIYORA菊池のスタッフで、地域おこしの活動家。

ビジネスウーマンであり、腕白な子供たちのお母さんであり、生まれ育った菊池を盛り上げるためにあらゆる労苦をいとわないマルチな才人です。

ブレストという企画会社とIROIROというWEB会社も運営している吉田さん。

ブレストはアートイベントやコンサートを企画実施運営する会社です。

自分たちの企画したコンサートを仕切ったり、今では菊池の文化活動には欠かせない会社となっています。

菊池アートフェスティバルをサポートしたりもしました。

最近は菊池ファンクラブの中心メンバーとして、SNSでの発信を担当、特異な広報活動を展開している吉田さん。市と観光協会を母体とした市民活動で、今注目されている関係人口を増やそうというプロジェクトの一つです。菊池市の歴史を生かし、同時に菊池の生な魅力を全国に向けて発信していきます。

そこで得意な広報発信を主に担当する吉田さん。

自身のインスタのフォロワーは3.8万人。

その実績を町おこしに生かしているのです。

趣味は能、狂言、歌舞伎だという吉田さん。

学生時代から好きな世界にめり込み、商業演劇の世界に身を置いて広報を担当してきました。

3・11で関東の暮らしを切り上げ、故郷に帰ってきて家業であるKIYORA菊池に入社しましたが、それだけでは飽き足りず、つまり有り余るエネルギーをもてあまし、その発散場所を求めて何時しかブレストやIROIROを立ち上げたのでした。

その活動のベースは今でも能や狂言、歌舞伎への造詣です。

夢は自分で能や歌舞伎をプロデュースすること。

だから菊池の歴史上、菊池一族が御松囃子能を生み出したことにちなんで、自分でオリジナルの能狂言をプロデュースしたいと構想しているのです。

そんな自分の感性を育ててくれたふるさと菊池への限りない愛を溢れさせている吉田さん。

いま彼女の胸にあるのは菊池への恩返しです。

東京には12年暮らし、そこで結婚、大事な伴侶を得たが、人類の大罪にショックを受け、子供たちの安全安心の為に共に帰郷しました。

都会の良さも菊池の良さも知り尽くしています。

その経験と知恵とエネルギーを故郷に生かそうと燃えている吉田さん。

子供たちの未来のため、人々の安心安全が活動のテーマです。

そして今、様々な活動の一つとしてNHFのプロジェクトを楽しんでもいるようです。

女性に、子供に安心安全な産品を生み出していくこと。

吉田舞子さんの活動はまだまだ続くでしょう。

ちゃーこからの菊池便りブログ

店主のちゃーこです。 熊本県菊池市でアート&雑貨&自然食品のお店を家族で営んでいます。 ちゃーこや取材担当のいぞうさんが商品の紹介や日々のことなどについて綴っていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000